眼科のご案内
眼科からのお知らせ: 緑内障
最近の調査では、日本人40歳以上の15人に1人が緑内障にかかっていることがわかりました。緑内障は日本人の失明原因の上位にあげられ、早期発見、早期治療が大切です。自覚症状のない場合はどうしても発見が遅れがちです。定期的に検診を受けることをおすすめします。
診療受付時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 三國 | 三國 | 三國 | 休 | 三國 | 三國 |
午後 | 三國 | 三國 | 三國 | 休 | 三國 | 休 |
午前: 9:30 - 12:30 受付開始 9:20
午後: 14:30 - 18:00
- 祝日は、内科・眼科ともにお休みです
- 眼鏡・コンタクトの新規処方で来院される方は午後の診察は17時までに、午前の診察は11時00分までにお越しください
眼科について
診療科目 | ・白内障 ・緑内障 ・網膜疾患 ・コンタクトレンズ取り扱い |
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医療機材 | ・眼底カメラ ・レーザー ・視野計 ・細隙灯顕微鏡 ・視力計 ・眼圧計 |
世田谷区の区健診:内科・眼科ともに同時に受けることが可能となっております
設備について
眼科診察室
眼底カメラ、細隙灯顕微鏡で撮影した写真を、その場で大型モニターで映し出します。撮影された写真を見ながら説明を受けることで、ご自身の状態をより詳しく理解いただけるようにしております。
OCT(光干渉断層計)について:
平成24年4月より当院ではTOPCON社3D OCT-2000を導入しました。
高画質・高解像度・デジタル画像をスピーディに撮影することができる、最新の眼底3次元画像解析装置です。
緑内障やさまざまな眼底疾患に対するスクリーニング検査や、3D情報による病態把握や病態の広がりの観察などに特に有用です。
レーザー治療室
最新型のレーザー光凝固装置を使用しています。
- 大学勤務中は網膜疾患専門病院である駿河台日本大学病院でレーザー治療を専門に診療を行ってきました
- 緑内障、糖尿病、網膜剥離裂孔、網膜静脈閉塞症などに対するレーザー治療治療を日帰りで行っております
視野計測室
視野検査とは、まっすぐ前方を見ている時に、上下左右、どの位の範囲が見えているのかを調べる検査です。
通常、両眼で物を見ているので、片方の眼を隠さないと、自分でも視野に異常があるか分からないことがあります。視野検査をすることにより、緑内障の初期変化を確認することができます。
視野検査によって、眼、視神経、脳などの病気が発見されます。
よくある病気(眼科)
ドライアイ
涙の量が減ったり、涙の成分が変わってしまうことで、目が乾き、角膜(黒目)や結膜に障害が起こる疾患です。涙が減ると以下の障害が生じます。
- 酸素や栄養分が角膜に十分に行きわたらない
- 目に入った異物をうまく洗い出せない
- 殺菌作用が低下する
ドライアイには大きく分けて2つのタイプがあります
- 涙そのものが出なくなるタイプ
- 成分のバランスが崩れるためにおこるタイプ
眼の乾き以外にも色々な症状があります
- 眼が疲れやすい
- 不快感
- 目がかすむ
- 涙が出る
- 眼がかゆい
気になったら、まず眼科で涙のチェックをしてください。
視力検査などの基本的な検査のほか、涙の量や質がどのような状態にあるかを検査しながら、ドライアイであるか、他の病気であるかを調べます。
花粉症
当院では眼科・内科の2科から花粉症の症状改善をサポートしております。
花粉症はシーズン前から粘膜保護を心がけることが重要です。
一度、乾燥や花粉で損傷を受けてしまった粘膜はアレルギー症状を起こしやすくなります。マスクにガーゼをはさんで使用することをお勧めします。粘膜の乾燥を予防する効果もあります。花粉の飛び始める2週間くらい前から抗アレルギー薬を開始していただき、シーズン中も継続するとより症状を抑えられます。
外出には混紡のコート帽子を着用し、帰宅後は洗顔をすることをお勧めします。
緑内障
視神経が障害されて、視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。眼圧の上昇、視神経のもろさが主な原因と考えられています。
一度狭くなった視野はいかなる治療をしても元に戻りません。
緑内障の治療方法
一度狭くなった視野は元に戻りません。緑内障の治療は、残っている視野をそれ以上に狭くさせないものです。
今ある視野を守るためには、眼圧を低く維持することが最も有効な治療法です。
治療方法としては薬物療法、レーザー治療、手術があります。
注意点
- 緑内障は自覚症状がなく、病気の進行に気づかないことが多いので必ず定期検査をしましょう
- 治療薬の回数・量は指示を守りましょう
流行性角結膜炎(はやり目)
「はやり目」はウイルス性の結膜炎です。
感染力が大変強く,感染してから1週間前後の潜伏期間をおいて発病します。 まず結膜が真赤に充血し,涙がよく出ます。 次にまぶたが腫れ,ゴロゴロした異物感も出現します。耳下腺、リンパ節が腫れることもあります。また普通の結膜炎と違って透明な角膜に小さな混濁が生じ、視力が低下することもあります。
流行時期
以前は夏の病気でしたが、最近は一年中見られるようになりました。
治療法
特効薬はありません。点眼治療を開始しても直ぐには治癒しません。病勢が強い場合は治療していても一旦悪化する場合もあります。
治癒する病気ですが、完全に回復するまでに約2~3週かかります。
注意点
ウイルスに感染した眼を手で触れると、手にウイルスがつきます。この手を洗わずに物に触れると、そこにウイルスが付着します。
ウイルスのついた物に他の人が触れることにより感染が広がっていきます。
糖尿病網膜症
糖尿病の合併症として糖尿病網膜症があります。
網膜には細かい血管が無数に張り巡らさせています。糖尿病では、血液が高血糖のため、粘性が強く、網膜の毛細血管をつまらせたり、血管壁に負担をかけ、毛細血管症を起こします。そのため、網膜の酸素や栄養が不足してしまいます。体はなんとか血液を通して栄養を運ぼうとするため、本来血管のない方向である硝子体などに向けて異常な血管(新生血管)を作ります。しかし、新生血管は脆く破れやすいため、すぐに破れて眼底出血や硝子体出血などの症状を引き起こします。
糖尿病網膜症の治療法
内科での血糖コントロールが重要です。網膜症の段階によりレーザーによる光凝固術、硝子体手術を行います。
加齢黄斑変性
網膜の中の黄斑は、ものを見るときに最も大切な働きをします。この黄斑の働きによって私達は良い視力を維持したり、色の判別を行ったりします。
この黄斑が加齢にともなって色々な異常をきたした状態を加齢黄斑変性といいます。
加齢にともなって起きる病気ですので高齢者に多く、特に60歳以上の方にに多くみられます。喫煙者に多いことが報告されています。
まず視野の真ん中、すなわち最も見ようとするところが見えにくくなります。
最初は物がゆがんだり小さく見えたり暗く見えたりします。また急に視力が低下する場合もあります。
黄斑部に病気が限局していれば通常見えない部分は中心部だけですが、大きな網膜剥離や出血が続けばさらに広い範囲で見えにくくなります。
網膜剥離
物理的衝撃や加齢にともなう硝子体の縮小によって、網膜の一部に裂傷が生じ、網膜の色素上皮細胞と神経細胞の間に水が入り込むことによって、網膜が剥離する病気です。以下の症状が出現します。
- 飛蚊症:時々、実際には存在しない黒い点やゴミのようなものがみえる
- 光視症:視野に光が走る
- 視野欠損:見ているものの一部が暗くなる
- 視力低下
網膜剥離の治療法
主に、網膜の剥離箇所(網膜裂孔)を、レーザーで凝固させる光凝固手術をおこないますが、進行度合いによっては、必要に応じて剥離した網膜を 元の位置に戻す、網膜復位術や、出血によって濁った硝子体を取り除く硝子体除去手術を行います。